韓国語の学習を始めたばかりの方にとって、「チグムブト(지금부터)」の意味や使い方は少し難しく感じるかもしれません。
私も最初は、「今から」と「これから」の違いに混乱し、日常会話でうまく使いこなせずに苦労しました。
この記事では、「チグムブト 韓国語」の意味・使い方・他表現との違いまで、初心者にもやさしく解説しています。
実際のフレーズや文法ポイントも豊富に取り上げているので、「今から話します」など、自然な会話に自信が持てるようになりますよ。
チグムブトの意味と使い方を解説

「チグムブト(지금부터)」は韓国語で「今から~」という意味を持つ表現です。
時間的な区切りを示し、これから始める行動や状況を強調するときによく使われます。
「今、この瞬間から」というニュアンスを伴う、力強く前向きな表現です。
「チグムブト(지금부터)」の直訳と基本意味
この表現は「지금(今)」+「부터(から)」を組み合わせた言葉で、
直訳すれば「今から」や「ここから」という意味になります。
「これまでと違って、これから新たに何かを始める」という強い意志を伝えるのにも使われます。
日常会話での頻出パターン
日常会話では「チグムブト+動詞」で行動開始を表す構文が多いです。
「今から寝る」「今から遊ぼう」「今から勉強する」などが典型的です。
「今から~する」と伝える文の作り方
基本の構成は「チグムブト+動詞の辞書形(語幹+다)」です。
例えば、「지금부터 자다(今から寝る)」「지금부터 공부하다(今から勉強する)」など。
相手に一緒に行動を促すときは「~しましょう」を付けて、「지금부터 가자(今から行こう)」「지금부터 시작하자(今から始めよう)」と言えます。
肯定文・否定文での使い方の違い
肯定文では「지금부터 하다(…する)」をそのまま使い、予定や意思を示します。
一方、否定文では語幹+지 않다 を使い、「지금부터 하지 않다(今からしない)」などと表現します。
例:「지금부터 안 먹을 거예요(今から食べないつもりです)」。
書き言葉と話し言葉でのニュアンスの違い
書き言葉では「지금부터 시작됩니다(今から始まります)」のように丁寧できちんとした印象。
話し言葉では「지금부터 할게요」「지금부터 할게」などややカジュアルで親しみやすくなります。
書き言葉はフォーマルな場面に適し、話し言葉は友人や家族との軽い会話に適しています。
よく使われる動詞と一緒に覚える
以下は、「チグムブト」とよく組み合わせられる動詞の例です。
- 공부하다(勉強する)→ 지금부터 공부하다
- 시작하다(始める)→ 지금부터 시작하다
- 자다(寝る)→ 지금부터 자다
- 먹다(食べる)→ 지금부터 먹다
まずはこのような基本的な動詞と一緒に、「チグムブト」の感覚をつかむのがおすすめです。
間違いやすい使い方の例と注意点
以下のような誤用に注意しましょう。
- 「지금 부터」と空白を入れてしまう。
- 「지금부터+語幹+ます形(韓国語に存在しない)」の誤構成。
- 「지금부터~습니다」など、敬語として過剰に使うパターン。
「チグムブト」は必ず「지금부터」と続けて使い、語幹+다 の基本形を意識しましょう。
日本語の「今から」と完全に一致する?
ほとんどの場合、日本語の「今から」と同じ意味とニュアンスですが、
文脈によっては「지금부터」の方がより時間的に「この瞬間から」という強調が強い場合もあります。
つまり意味として一致しますが、ニュアンスの強さではやや異なることも意識しておくといいでしょう。
「今からでも遅くない」は韓国語で?
この表現は「지금부터라도 늦지 않다」が直訳になります。
もっと自然な言い回しとしては「지금부터라도 시작하면 괜찮다」などが使われます。
- 지금부터라도 늦지 않다(直訳的)
- 지금부터라도 시작하면 괜찮다(もっと口語的・自然)
チグムブトを使った日常会話フレーズ集

「지금부터(チグムブト)」は、“今から”という瞬間を切り取るようなフレーズで、日常会話にリズムを生み出してくれます。
「今すぐ始めましょう」「たった今から話すよ」など、行動のスタートを鮮やかに切る響きが胸に響きます。ちょっとワクワクしませんか?
この表現を使うと、会話に“いまこの瞬間感”が生まれ、あなたの言葉がより生き生きとして伝わります。
自己紹介で使う「今から話します」
はじめまして、○○です。**지금부터 말씀드리겠습니다(チグムブト マルッスムドゥリゲッスムニダ)**。
このフレーズがあると、自己紹介の流れがスムーズに始まり、聞き手の心に「今から伝えるぞ!」という熱意が伝わります。
予定や計画を伝えるフレーズ
예를 들어、「지금부터 공부할 거예요(チグムブト コンブハル コエヨ)/今から勉強します」や、「지금부터 갈게요(チグムブト カルケヨ)/今から行くよ」といった具合です。
- 지금부터 먹을 거예요(今から食べます)
- 지금부터 시작입니다(今から始まります)
こうした表現を使えば、自分の行動の時間軸がクリアになり、話がダイナミックに感じられます。
チグムブトの語源と文法的な特徴

「チグムブト」は、「지금(今)」と「부터(~から)」が合わさった表現です。**지금**でその瞬間を捉え、**부터**でそこから先の行動を示す力強い構造です。
文法的には、ある時点から継続して始まる行為や意志を表すときに使われ、「今からここで」という“その場での始まり”を強く印象付けます。
「지금(今)」+「부터(~から)」の構造
「지금」はリアルタイムの“今”を示し、「부터」は起点を示す助詞。この組み合わせで、“今からここで”という瞬間の起点が明確になります。つまり、「지금부터」は「いま始まる」リアルな行動を強調します。
助詞「부터」の文法的役割
「부터」は「~から」を意味する起点の助詞です。時間だけでなく、場所や抽象的な概念の起点にも使えます。
| 표현 | 의미 |
|---|---|
| 지금부터 | 今この瞬間から |
| 오늘부터 | 今日から |
| 언제부터 | いつから |
「부터」は行動や思考の起点をドラマチックに描く力を持っています。
チグムブトと似た表現との違い

「지금부터」は“今この瞬間から”と即時性が強いのに対し、似た表現との使い分けを知ることでニュアンスの深みが増します。
それぞれのフレーズが持つ時間感の違いを理解すれば、会話により豊かな彩りが生まれます。
イジェブト(이제부터)との違い
**이제부터(イジェブト)**は「これからという流れの中で」というニュアンスがあり、「今から先の未来に向かって」という長期的・継続的な視点を含みます。
「지금부터」が“その瞬間の今”なのに対し、「이제부터」は“今から続く未来”を感じさせ、空気感がやわらかくなります。
チグムカジ(지금까지)との違い
**지금까지(チグムカジ)**は「今まで」という、起点を過去の位置に置いた表現です。時間の“終わり”を示す言葉であり、現在までの継続を意味します。
「지금부터」は未来へ向かうスタートを、「지금까지」は過去から今までの結果を語るため、対比的に使うと感情の起伏が豊かになります。
韓国ドラマやK-POPに登場するチグムブトの使い方

「지금부터(チグムブト)」は、まるでその瞬間に心が動き出すような、エモーショナルな“今から”を告げる魔法の言葉です。
韓国ドラマのセリフやK‑POPの歌詞では、この言葉が情熱や決意の合図として使われることが多く、画面やステージの熱気を一層高める役割を果たしています。
日常では「今から始めます」「今から話します」など、物語や歌の始まりを盛り上げる表現として自然に溶け込んでいます。
人気ドラマのセリフに見る実例
該当する実在セリフの確認ができませんでした。
ただし、ドラマでは主人公が「지금부터 가자(今から行こう)」や「지금부터 시작이다(今から始まるんだ)」といった言い方で、場面の高まりやドラマの山場を演出することがあります。
K-POPの歌詞に見る使い方
該当する実在歌詞の確認ができませんでした。
とはいえ、K‑POPの歌詞にも「지금부터 모두 흔들어(今からみんな揺れよう)」や「지금부터 네게 달려가(今から君に走り出す)」など、胸の鼓動が高鳴るような表現として使われることがあり、ステージの臨場感を格段にアップさせます。
韓国語初心者がチグムブトを学ぶときのコツ

「지금부터」は韓国語初心者にとって、意味も響きもすっとしみ込むフレーズです。
そのリズムとニュアンスを体で覚えるためには、声に出して練習することが大切です。
美しい発音とともに、心の準備が整うような感覚を味わいながら少しずつ身につけていきましょう。
例文のシャドーイング練習法
声に出して「지금부터 공부해요(今から勉強します)」と繰り返してみてください。
耳で聞いたまま真似るシャドーイングで、リズムとイントネーションが自然と体に染み込んでいきます。
習慣にすることで「今から〜する」のテンポが自分のものになり、会話の瞬発力がぐっと高まります。
初心者が混乱しやすい表現の整理
「지금부터」が「ちょうど今から・たった今から」を意味するのに対して、「이제부터(イジェブト)」は「今から先もずっとこれから」を含むニュアンスです。
また「앞으로(アプロ)」は、もっと広く「今後」「これから先」の意味に使われます。
この違いを整理して覚えることで、文章や会話のニュアンスをより正確に伝えられるようになります。
ネイティブがよく使うチグムブトの自然な表現

韓国語ネイティブが「지금부터」を使うとき、その一言に込められる勢いと覚悟に心が震えます。
そのままストレートに使われることもあれば、くだけた形で軽やかに使われることもあります。
フォーマルな場面とカジュアルな場面での使い分けを知っておくと、さらに表現に深みが生まれます。
短縮形やくだけた言い回し
口語やカジュアルな場では、「지금부터」を「지금부터…」とそのまま使って熱量を伝えますが、若者言葉では「지금까지만(今だけ)」「지금 바로(今すぐ)」のように、状況によっては同じ“今から”の意味合いで短縮された言い方が使われることもあります。
フォーマルとカジュアルの使い分け
フォーマルな場面では「지금부터 시작하겠습니다(今から始めます)」など、丁寧な表現がふさわしいです。
カジュアルな場面では「지금부터 할게(今からやるね)」のように口語調で肩の力を抜いた伝え方がより自然に響きます。
相手や場の空気に合わせて使い分けると、より韓国語らしいコミュニケーションが楽しめます。
韓国語検定に出る?チグムブトの出題傾向

韓国語検定やTOPIK(韓国語能力試験)では、「チグムブト(지금부터)」が頻繁に出題されるわけではありませんが、⽂法構造や語彙問題の中で登場する可能性は十分にあります。
特に「지금부터」は時間表現として「今から〜する」と訳せるため、時制や意図表現を問う問題文で登場することがよくあります。
検定対策としては、「今から何かを始める」という流れになる文脈での出現頻度に注目するのが効果的です。
なお、出題内容は年度や試験回によって変化しますが、初級~中級レベルでは時間副詞や語順の理解を確認する文として採用されやすい傾向にあります。
TOPIKでの出題例と頻度
TOPIKの過去問を分析すると、「지금부터」がそのまま問題文として出題される例はそれほど多くないものの、
- 選択肢の語彙として使われる
- 空所補充問題で文脈に合う時間表現を選ばせる形式で登場する
- 会話文中の導入として自然に組み込まれている
つまり、頻出とは言えませんが、見落とせない表現だと言えるでしょう。
初級・中級での想定問題
初級では「지금부터 ~を始めます」「지금부터 ~하겠습니다」のようなフレーズを穴埋めや並び替え問題で扱うことが想定されます。
中級になると「지금부터 ~하겠습니다」の丁寧表現や、それに続く文の変化(例えば意図表現や予定の表明)を問う問題設定が考えられます。
たとえば、「지금부터 수업을 시작하겠습니다。」という文に続く「〜します」部分を他の表現に置き換える設問などがあり得るでしょう。
チグムブトを実際に使ってみよう:練習問題と解答

ここからは、「지금부터」を使って実際に理解を深めるための練習問題を用意しました。
使えるようになる喜びを感じながら、ぜひチャレンジしてみてください。
穴埋め問題で理解をチェック
以下の文の( )に最適な語を入れて完成させてください。
- ① ( )부터 시작하겠습니다. → 지금부터/어제부터/내일부터
- ② 지금 ( )부터 할까요? → 부터/까지/부터는
| 設問 | 選択肢 | 正解 | 解説 |
|---|---|---|---|
| ① | 지금부터/어제부터/내일부터 | 지금부터 | 「今から始めます」が自然だから。 |
| ② | 부터/까지/부터는 | 부터 | 「今から〜しましょうか?」という意味になるから。 |
このように、時間表現の選択と助詞の使い分けに注意して練習することで、自然に使える力が身につきます。
会話形式での応用練習
以下は、「지금부터」を含む簡単な会話文例です。
A: 지금부터 한국어 공부를 시작할 거예요.
B: 좋습니다. 언제부터 공부했어요?
この会話で注目すべきは:
- 「지금부터」=「今から」
- Bの「언제부터 공부했어요?」=「いつから勉強していましたか?」と、時間の起点を尋ねる表現
意味と使い方を理解した上で、自分でも似たような会話を作って練習してみましょう。


